■ ID | 81 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | 埼玉県草加市柿木地区で掘削された沖積層ボーリングコア (GS-SK-1)の堆積相とその堆積物特性・放射性炭素年代 |
■ 著者 | 石原与四郎
Y. Ishihara
福岡大学 木村克己 K. Kimura (独)産業技術総合研究所 田辺晋 S. Tanabe (独)産業技術総合研究所 中島礼 R. Nakashima (独)産業技術総合研究所 宮地良典 Y. Miyachi (独)産業技術総合研究所 堀和明 K. Hori (独)産業技術総合研究所 稲崎富士 T. Inazaki (独)産業技術総合研究所 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (独)産業技術総合研究所 地質調査総合センター |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 地質調査研究報告、Vol.55、No.7/8、183-200、2004 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県の中川低地地下には、最終氷期に形成された谷を埋積する沖積層が分布する。本報告ではボーリングコアから得られた堆積相、放射性炭素年代、堆積物の物性をもとに、中川低地における沖積層の層序、堆積環境を明らかにした。その結果、沖積層は次のような河川〜浅海性堆積物であることがわかった。すなわち、下位から(1)河川チャネル充填堆積物である礫〜砂礫層、(2)氾濫原〜塩水湿地堆積物である砂泥互層、(3)泥質干潟堆積物である貝化石を含む塊状泥層、(4)内湾堆積物である巣穴状生痕やリップル砂層を含む塊状泥層、(5)河川チャネル充填堆積物〜氾濫原堆積物である砂泥互層から構成される。これらの埋没谷充填堆積物は1回の海進・海退に伴って形成され、堆積物物性は堆積相やその境界に関連して変化することが明らかになった。 |
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